おいしいパンのしくみとしこみ

日々パンの謎を研究しつつ、プレゼントしたくなるような体に優しいお菓子やパンのレシピを綴ります

有名じゃないけど美味しい菓子パン、サリー・ラン

パン屋さんでもめったに見かけないサリー・ラン
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(私はパウンド型で焼いたけど、本来は丸型とかリング型

イギリスの伝統的な菓子パンならしいですが、
焼き立てを一度食べ出すと止まらないです!

ふんわり軽いのに、しっとり滑らかな口当たりで
卵とイーストの香りと、ケーキよりも控えめな優しい甘さがたまらない...( *´艸`)

でも、作り方はパンの中で一番簡単だと思う!(難しい成型とかナシだから)
バター以外、計量カップとスプーンで量ります。


サリー・ラン  < Sally Lunn >
(↑ケーキ売りをしていたイギリス人娘の名前ならしい)

まず、卵2個を冷蔵庫から出しておきます。

それからレンジにかけれる容器に
 牛乳 1/2cup (100cc)
 水  1/3cup (66cc)
 バター 50g(元のレシピは70g。少し減らしてます)
  ↑溶けやすいよう、量る時小さめに切りながら量る

を入れて、ぬるくなる(体温くらい)までレンジで温めときます。
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ボールに、
 強力粉    3cup (600㏄)
 ドライイースト 小さじ1と1/2
 塩    小さじ2/3
 砂糖   2/3cup (80cc)

を入れて軽く混ぜます。
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レンジで温めた牛乳、水、バターを加えます。その容器に卵を割ってとき、卵も加えます。
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とりあえず、バターを溶かして全部混ぜれれば良いんです。順番とかあんま関係ないです。

粉っぽさがなくなるまで混ぜたら、あと50回くらい混ぜて、生地を滑らかに~。
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ラップをして、2倍に膨れるまで発酵。
   常温(暖かい場所)では約1時間半ですが、
  私は夜仕込んで、冷蔵庫で1晩休ませてます。

こんな感じに発酵しますよ!  発酵前     →発酵後
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そしたら、油を塗った適当な型にゴムベラで流し入れます。
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更に2倍に膨れるまで2次発酵(常温で1時間くらい)
ローフ型の方には、ピーナッツバタークッキーの生地をそぼろ状にしてのせました♪
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180℃に温めておいたオーブンで、30分くらい焼きます。
(焼き色が付きすぎそうになったら、アルミホイルをかぶせて下さい。)

焼けたら、型からすぐ出して冷ましてくださいね~
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そして焼き立てをぜひ!!
ピーナッツバタークッキーのソボロはあってもなくてもどっちでも良かったな~。
シンプルでも十分美味しいです。

このマニアックなパンのレシピはこのマニアックな本「ビアードさんのパンの本」から。
(家で焼きやすいように分量は少し変えてます)
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昭和51年に出た古い本だけど、変わったレシピがいっぱい!
個性的な挿絵も美味しそうで楽しい本。
ちなみにビアードさんは食いしん坊ならしい。
私が実家から、これだけは欲しい!ともらってきました。

もう廃盤ならしいけど、Amazonに中古ならありました~

ビアードさんのパンの本 (ちくま文庫)

ビアードさんのパンの本 (ちくま文庫)

長々となってしまった...最後まで読んでくれてありがとうございました。