おいしいパンのしくみとしこみ

日々パンの謎を研究しつつ、プレゼントしたくなるような体に優しいお菓子やパンのレシピを綴ります

初めての酵母でミニ食パン

お久しぶりです。
新しい家で気持ちも新たに、ホシノ丹沢酵母に初挑戦しました。

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ちょっと焦げてしまいました…
でもしっかり膨らんでよかった。

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とってもシンプルな食パン。
ホシノ丹沢酵母はイーストよりも繊細な風味なので
粉の風味を引き立てることができます。

でも今回使った九州の国産小麦粉は
小麦粉自体も、あんまり風味がありませんでした。
なので全体的に淡白すぎる味に…シンプル過ぎてしまった。
この酵母と相性の良い粉ってものを、これから探っていきたいです。

ちょっと興味が湧いて、ホシノ丹沢酵母って?と思われた方へ。

 ホシノ丹沢酵母とは、神奈川県の丹沢山中で育てた酵母くん達で、
 有名な従来の”ホシノ酵母”の進化形といった感じです。
 従来のホシノ酵母よりも、発酵時間を短縮でき、味や香りも洗練されている
…らしいです。

ホシノ酵母も使ったことがないので、そのありがたみはわかりませんでしたが、
天然酵母なのに少し発酵が長くなるだけで、難しくなかったのでオススメかも。

イーストのパンより、長持ちしてずっとふわふわなのも良いですね~


街中クリスマス色になってる中、季節感の無いレシピになってしまいました。
次は、ゴテゴテでウキウキ気分がほとばしるクリスマスケーキでも作りたいです。


<材料>

(パウンドケーキ型2本分)

 国産小麦(今回は”南のめぐみ”使用)300g
 砂糖 15g
 塩 6g
☆生種 24g
 水 190g
 無塩バター 15g

☆生種
 ホシノ丹沢こだま酵母 50g
 ぬるま湯(浄水)75g
(熱湯消毒したビン、スプーン)

<作り方>

 ☆生種の作り方

  熱湯消毒したビン中に、
  ホシノ丹沢こだま酵母、ぬるま湯(25~30℃)を入れて
  スプーンでよく混ぜます。
  ※酵母が死んでしまうので、ぬるま湯は40℃以上にならないよう注意です!
  蓋を軽く閉じ(空気が入れ替えれるよう)
  25~29℃くらいの暖かい場所に1晩~24時間置きます。
  水っぽくなって、アルコール臭(酒粕みたいな香り)がしてきたらできあがり。  
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  私は30℃くらいのぬるま湯をはったボウルにビンをつけて、
  それごと電子レンジに入れておきました。
  朝晩しかぬるま湯を代えれなかったので結局冷えてしまっていたようで、
  3日間もかかりました。
  つまり温度が低くても、(時間はかかりますが)できるようです。


 ☆本捏ね

  バター以外の材料を合わせて、捏ねます。
  特に国産小麦を使用する場合はしっかり捏ねが必要です。
  手捏ねなら、30~40分かかりますので、
  ホームベーカリーとかがあったほうがいいと思います。
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  表面が滑らかになり、触っても手に生地がくっついてこなくなったら、
  バターを加え、さらにしっかり捏ねます。

  生地が滑らかになったら、バターを塗ったボウルに入れ、
  35℃で一晩(12~14時間)発酵させます。
  発酵前
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  発酵後
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  2~3倍に発酵したら、2等分に分け、
  丸めて20分休ませます。(ベンチタイム)
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  この間に、型に紙を敷くか、油を塗っておきます。
  
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  麺棒で、薄くのばし、端からくるくる巻いて俵型にしたら、
  綴じ目を下にして型に入れます。
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  35℃で90分発酵させます。
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  型の高さ以上膨らむはずです。

  予熱をしてないオーブンで、150℃15分焼いた後、
  200℃で15~20分焼いたらできあがり。
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