不思議な味の味噌バターチャバタ
チャバタとは、イタリアの高加水パンです。
リュスティックに似たパン。
イタリア語で草履という意味なので、
大きめにしてさらに草履っぽさを出しました。
香ばしさを出したいな~と思って味噌を練りこみ、
レーズンを少し加え、バターを乗せて焼いたのですが、
今までに食べたことないなんとも不思議な味...
皮はカリカリ、中はもちもち。
4口目くらいから、味噌バタ味がくせになって止まらなくなります。
高加水のパンは出来上がりの見た目がちょっと素朴すぎるし、
なんといってもどろどろした生地なので成型が難しいですが...
もちもちしっとりで本当に美味しいです。
粉は、うまみのある国産小麦粉か(←もちもち感もでやすい)
フランスパン用粉がおすすめ。
生地の作り方は、始めに捏ねずに、
発酵とパンチを繰り返すことで生地のグルテン構造を作り、熟成させていきます。
だいたい焼き上げまで6時間くらいはかかってしまいますので時間がある時にぜひどうぞ。
味噌バターチャバタ
(天板2枚分)
国産強力粉 250g (←今回は全粒粉も5g混ぜました)
国産薄力粉 50g
味噌 25g (←ぬるま湯に溶いておく)
塩 3g
砂糖 10g
ぬるま湯 250~280g (←多いほど成型難しくなります)
イースト 2~3g (ゆっくり発酵させるので少なめです)
(焼く前用)
無塩バター 適量 (細く棒状にカットして冷やしておく)
全てをボールに入れ、ゴムベラで5分ほど混ぜます。
(ざらざらした感じがなくなって、糸を引くようなグルテンが出てくるまで)
ラップをして、15℃くらいのところに置いておく。
発酵:(1回目)1.5~2倍になるまで(約3時間)気泡がプクプクします。
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パンチ:ゴムベラで混ぜて気泡をぬく
またもとの大きさに戻る。もう一度ラップをして、15℃くらいのところに放置。
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発酵:(2回目)1.5倍になるまで(約1時間)
(1回目よりは、早く膨らむはず)
*(水を多く入れた場合など、)この時点でまだ生地がベタついているようであれば、
もう一度パンチと発酵を繰り返します。
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分割:いっぱい粉を撒いた台の上に広げ、上からもいっぱい粉をふり、
包丁で好きな大きさにカットする。丸めるのは難しいので三つ折りを2回する。
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ベンチタイム:10分休ませる。
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成型:フランスパン成型(三つ折りの後、2つ折り)
天板に並べる。
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最終発酵:30℃で、30分(1.5倍に膨らむまで)
オーブンを210℃に温める。
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焼成:焼く前に茶こしで強力粉をふり、まん中にクープを一本入れ、細く切ったバターを乗せる。
210℃で15~20分焼く。