あんぱんが好きなら、手炊きつぶ餡ぱん
初めて行くパン屋さんではあんぱんをよく買います。
”あんぱんを食べれば、その店のこだわり具合がわかる”
というのが私の自論。
そして単純に、あんぱんが好きなので。
他のお店で食べられない絶品あんぱんを挙げるとしたら、
なんといってもたま木亭(宇治)の”洋風あんぱん”。
たま木亭 - 黄檗/パン [食べログ]
表面はカリッとしたダッチトッピングで、
生地はもちもちのフランスパン生地。
中に入ってるつぶ餡が、
甘さ控えめで塩気があって、とーっても美味しいです。
そのあんぱんを真似して作ってみました。
ダッチトッピングは少し失敗してしまったのですが...
生地はもっちりジューシーにできました。
何より、水分が少なめの濃厚なつぶ餡が
びっくりするくらい美味いっ。
つぶ餡に使った小豆は北海道産大納言。(スーパーでも売ってます)
作り方は簡単で、けっこう適当~に作るのですが、
手作りするといつもなぜか美味しく出来ます。
(やっぱり国産の小豆だから美味しいのかな?それか出来たてだからでしょうか?)
しっとりした餡や、
粒がしっかり残っている餡、
渋みが少しある餡...
餡の好みは千差万別ですよね!
餡好きの方、自分好みの餡をぜひ作ってみて下さい~
(餡作りは2~3時間くらいでできます)
◇つぶ餡◇
国産小豆(大納言でも)200g~
水 小豆の4倍
きび砂糖 小豆の80%(甘さ控えめです)
塩 小豆の0.2%(塩気多めです)
①渋切り(豆の味を強く出したい時は省略しても良いです)
小豆と水(分量外)を鍋に入れ、火にかけます。
沸騰してきたら、中火にして5分ほどぐつぐつ煮ます。
ざるで湯を切り、再び鍋に戻し入れます。
②煮直し
小豆の4倍の水を加え、1時間くらい茹でます。
指で軽くつぶれるくらいになるまで。
大納言は皮が硬いので、少し時間がかかります。
※炊飯器でも煮ることができます。(1回炊飯する)
③餡練(砂糖と煮る)
一度ざるにあげて水気を切り、再び鍋かフライパンに戻します。
砂糖と塩を加えて、かきまぜながら煮ていきます。
混ぜながら、小豆を好みの加減まで潰し、
好みの固さまで煮詰めれば完成。
冷えると固くなるので、ちょっと緩いかな?って具合がいいかもです。
そして、パンのレシピ
”洋風あんぱん”風ダッチあんぱん
<9個分>
‐ 生地 ‐
国産小麦粉(”煉瓦”使用)125g
フランスパン用粉(”タイプER”使用)125g
きび砂糖 10g
塩 5g
ドライイースト 2g
水 170g
無塩バター 10g
‐ フィリング ‐
餡 多めなら、45g×9個分 =405g
※先に餡だけ、包みやすいように丸めておく。
(好みでバターとか一緒に包んでも美味しいかもです)
‐ ダッチ生地 ‐
ぬるま湯 110g
イースト 2g
上新粉 90g
強力粉 10g
溶かしバター 10g
塩 2g
パン生地は、全てをボウルに入れて混ぜ、
滑らかになるまで手で捏ねます。(10分くらい)
1次発酵:長時間低温発酵
ラップをして冷蔵庫で一晩(12~18時間)発酵。
↓
室温に戻し、温かいところ(35℃位)に2時間置いて温度を上げます。
発酵してきたら、9等分に分割(1つ40~45g位です)
↓
ベンチタイム:
丸めて、15分休ませる。
↓
ダッチ生地の仕込み:
ベンチタイムの間に、ダッチ生地を仕込みます。
ボウルにぬるま湯と、イーストを入れ泡立て器で混ぜたら、
その他の材料を順に加えながら混ぜます。
全部加えたら、ラップをして、発酵させておく。
↓
包餡:
ベンチタイムの終わった生地を延ばし、
あらかじめ丸めておいた餡を包みます。
綴じ目はしっかり綴じ、底にして天板に並べる。
↓
最終発酵:
30℃(温かいところ)で30分~40分
2倍くらいになるまで。オーブンも210℃に温めます。
↓
焼成:
ダッチトッピング生地をスプーンで厚めに塗り、
210℃のオーブンで15分焼く。(色付くまで)