おいしいパンのしくみとしこみ

日々パンの謎を研究しつつ、プレゼントしたくなるような体に優しいお菓子やパンのレシピを綴ります

りんごとレーズンのシナモンロール

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小さい頃、よく母が作ってくれた思い出のパン。
焼き立てふわふわは特に美味しくて、何個も食べてしまうパンです。

シナモン苦手な人はもちろんシナモン無しでも。
シナモン大好きならシナモンと砂糖だけでも。
今回は友達へのプレゼントにもしたので、りんごとレーズン入りにしました。

今回は生地を工夫して、中種法(長時間醗酵)で。
醗酵に一晩かかりますが、
ふわふわで膨らみやすい生地になるし、
焼いた後、硬くなりにくい、冷めても美味しいパンになります。

作り方として変えるとこは、
イーストの量を少なめにすることです。
菓子パンはイーストのエサである砂糖が多いので、
一晩醗酵している最中、イーストが増えすぎてしまいます。

一晩醗酵させている間、
生地の中ではいろんな反応が起こります。
うま味であるアミノ酸ができたり、乳酸醗酵が進んだり。
なので一晩寝かせて作ったパンは、風味や香りが豊かです。

温度によってもどんな反応が起こるかは変わるので、
パンはほんと奥が深いですが、面白い。

シナモンロール(りんごとレーズン入り)
<9~10個分>

*パン生地
 強力粉   300g
 インスタントドライイースト 4g
 ぬるま湯  100g
 牛乳     50g
 塩       5g
 砂糖     45g
 無塩バター  45g
 卵      45g(1個弱)←残りは焼く前に塗る用にする

*フィリング
 りんご     1個
 砂糖 大さじ1
 ラム酒   大さじ1
 レーズン(あれば)30g
 シナモン    適量

 りんごを細かく切り、砂糖、ラム酒を加えて
 電子レンジに3分ほどかけて冷ましておきます。

牛乳、ぬるま湯、塩、砂糖、卵をボウルに入れて混ぜる
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そこに、強力粉、イースを加えてスプーン等で混ぜます。
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途中で、バターを加えながら弾力が出るまで、
10分ほど捏ねます。
ボウルに入れてラップをし、
冷蔵庫に入れて、1晩醗酵させます。

冷蔵庫から取り出し、台の上でひとまとめにします。
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麺棒で長方形50×25cmくらいに伸ばします。
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シナモンと砂糖(分量外)を全体に振りかけます。
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りんごとレーズンを、水分を切りながらまんべんなく散らします。
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端からくるくる巻いていきます。
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端っこは、指でつまんでしっかり閉じます。
(閉じにくければ、端を少し水で濡らします)
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9~10等分に切り、グラシンカップを敷いた天板に
並べます。
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40℃で40~50分、2倍になるまで醗酵させます。
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200℃に温めたオーブンで、10~12分焼きます。
(焦げやすいので気をつけてください)
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冷めたら、アイシング(粉砂糖を少量の水で溶いたもの)
をかけてできあがり
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